この記事は、新たにマニュアル作りを担当することになった方を対象に作成しています。もちろん、『そういえばマニュアルについてきちんと勉強したことがなかった!』という方も参考にして頂ければ幸いです。

初回である今回は、マニュアル作成のテクニカルな部分ではなく、どちらかと言えばメンタルな部分のお話をしたいと思います。

本来、マニュアルを作るのは『誰が見ても手順や操作がわかる、または品質を維持できる』ために作成しますよね?

もちろん、その通りです。そのためにマニュアルがあります。ただ、それは当たり前のことであって、実はそれ以外の意識を持ってマニュアルを作成すると「仕上がり」も、そして「モチベーション」も大きく変わってきます。

それには、マニュアルを作ることで企業にどのようなメリットが生じるのか、ということを理解することから始まります。

マニュアルを作ることで企業が受ける恩恵として代表的なものは、以下の3つに集約できます。

・時間短縮 (作業時間、教育期間など)
・コストの削減(生産・教育・コミュニケーションコストなど)
・品質の維持や向上

 

イメージして下さい。あなたが多大な労力をかけて作成した『1つのマニュアル』は今後、改訂するとしても『千人、万人』という方の目に触れる可能性があるということを。

もちろん、伝えたい業務内容について1対1で教えることが出来れば、一番わかり易い。しかし、それには上述した教育・コミュニケーションコストが大きくかかります。

マニュアルは、1対100人、1対1000人、1対10000人に伝えることが出来る『ツール』なんです。その伝達力を限りなく100%に近づけることがマニュアルの意義であり、その効果は、スケールに比例して数千万円~数億円のコスト削減に繋がります。

それは、数億円の利益を営業活動から得ることと同じです。

あなたがこれから取り掛かるマニュアルが、どれほど大きな影響を与えるか、まず考えて下さい。それからマニュアル作成に取り掛かること。

そうすれば、隅々まで意識が行き届いた素晴らしいマニュアルを作ることができます。

さて、次回からはテクニカルなお話をしていきます。

お楽しみに!